神衣 - kamui の始まり。

はじめまして、

この度、オリジナルブランド・・ならぬグラウンドを

立ち上げました。清水 晶(しみず あきら)と申します。

神という字を畏れ多くも、使わせて頂いて恐縮の至りですが、

宗教で言われるところの神様という意味合いはなく

まったく宗教とは関係ありません。

そもそも、「宗」という漢字には

先祖の教え、という意味があるそうです。

ですので、神道で言われるところの、遠津御祖神とは

ご先祖のそのまた、ご先祖、両親の両親と

連綿と続く、繋がりの中に自分があるという、

古事記や日本書紀では、イザナギ、イザナミの神様

またその元の神様へと、続いていく全ての存在。

神道は、宗教とは言いません。

しかし、漢字源としての「宗」の意味からすれば

まさしく、御親の教えであり、先祖の教えならば

宗教と言い得ます。

現代の私達の”宗教”のイメージが、カルトと混同している

ことによって、揶揄されているのだと思います。

私は、「神」という言葉に込められた

尊いものを敬う、すべてのものを大切にする

という意義を表明したいとおもって、畏れながらも

「神衣」と名付けさせていただきました。

そもそも、私達の存在は、どこにも切れ目はありません。

同じ大氣のなかで、循環する同じ水を飲ませて頂き、

生かされています。

両親も、ご先祖様も、みな循環する同じ水を頂かれ

海、山、川、野の恵みを頂かれて生活されていたのなら

草木も、魚も、鳥も、獣も、すべからく繋がっている。

共に同じ大地に住まわせて頂いている。

今、生きている日本人は、ほとんどの方が

すでに戦争体験のない方ばかり、もちろん私もありません。

大災害は体験されていても、

今おこっているような状況は、みな初めてのはずです。

私達は時代の転換期にいる、そう言われていましたが

実際に現象を目の当たりにして、これから

どう生きていけばよいのか、皆、考えておられると思います。

「温故知新」という言葉は、もう使い古された格言なのでしょうか?

私達のご先祖は、天然自然からの恵みである衣服をまとって

天地自然の恵みに生かされておられた。

私達は、過去にもどることは出来ません。

文明を構築して、自然から遠く離れてしまった。

しかし、かわらず大地があるのなら、

大地にたっているという自分から初めて

民族がつないできた習俗、その成り立ち

身ごなし、着こなし、生活の知恵を活かせる自分に

なれればと思っています。

和装は、湿潤な氣候で、むれずに換氣よく

また、草木から布をつくり、草木染や泥染めなどで彩り

無駄なく生活に、寄り添うように作られていた。

私達のライフスタイルは多様化して、

皆が和装をして暮らしているわけではありませんが、

サステナブルであることの必要性がとりだたされる昨今

長持ちして、着心地良く、氣候風土に適したものを

作って行きたいと思っています。

そこには、かならず日本民族としての繋がりが

大切に表現されている、そういうブランド・・グラウンド

になればと念願致しております。

最初のご挨拶にかえて、想いを表明させていただきました。

お読みいただきまして、

ありがとうございました。

今後も、お目通し頂けましたら幸甚です。

合掌


清水 晶 拝




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